２２日（金）の２校時に、１年１組の研究授業がありました。

国語科の単元「やくそく」の学習でした。

教科書改訂に伴い新教材として学習することになった「やくそく」は、自分のことだけを考えてけんかをしていた３匹のあおむしが、広い世界に驚き、「それなら、みんなでいこう。」と一緒に海に行くことを約束する物語です。

授業では、はじめに、挿絵や学習の流れの掲示物を基に、前時までの学習内容を振り返りました。

その後、５場面の後半を音読し、あおむしの会話や行動について確かめ、本時の学習課題「あおむしたちは、なかなおりができたでしょうか。」を確認しました。

次に、「みんなでいこう。」の約束の後、あおむしたちがどんな話をしたのか考えました。また、３匹は仲直りできたのかについても考え合いました。その際、個人やペア、全体と学習形態を変えながら、友達と意見を共有したり、叙述に立ち戻ったりすることを通して、言葉に関する新たな気付きを促しました。「仲直り」できたと考えた理由を見付けた子どもたちは、自分の言葉を使って発表し、想像力豊かに物語を読む楽しさを感じ取っていきました。そして、会話文「みんなでいこう」の音読の工夫を考えることで、自分が理解した物語の内容を自分なりの表現で表すことができました。

最後に、本時のまとめとして、学習を終えて分かったことや、もっと学習したいと思ったことを発表させながら、音読発表会に向けての意欲付けを図りました。

いつも元気いっぱいの１年生ですが、今日は少し緊張気味の様子も見られ、かわいらしかったです。学級担任による４月からの熱心な取組で、学習習慣がしっかりと身に付いています。これからも、自分の考えを伝えたり、友達の考えから感想を持ったりしながら、みんなで学び合う楽しさを共有してほしいと思います。