8020目指して頑張ろう!
2024年6月13日 16時40分5日、12日に集団歯科検診が実施されました。今回の歯科検診により、むし歯だけでなく、歯肉に炎症が出たり、歯石が蓄積したりしている子が多くなっていることが分かりました。毎年、歯科検診で、治療が必要と指摘される子が何人も出てきます。きれいな歯が、お年寄りになるまでずっと保たれるよう8020を目指して、学校でも歯みがきの大切さを再度話していきたいと思いますので、治療が必要なお子様については、早めの受診をお願いできたらと思います。
さて、私たちが子どもの頃から、乳歯が抜けると、上の乳歯は床下へ、下の乳歯は屋根上へ投げていました。これは、「続いて生えてくる永久歯をその方向へちゃんと導いてくれるように」というおまじないです。またその際、「ネズミの歯のように強くなーれ!」や「ネズミの歯とかーわれ!」というような願いを掛けることもあるようです。ネズミの歯が後から後から伸び続けることにあやかったのでしょう。同じようなおまじないは、世界各地にあり、お願いする相手も、ネズミはもちろん、小鳥、カラス、すずめ、お月さま、聖ヨハネなど、多種多様です。また、お日様に向かって投げたり、畑に埋めたり、ネズミの巣穴に入れたり、パンに埋め込み動物に食べさせたりと、方法もいろいろです。欧米には抜けた乳歯を枕下に置いて寝ると、歯の妖精「トゥース・フェアリー」が集めに来て、代わりにコインを置いていく、という言い伝えがあります。妖精は、きれいな乳歯しか持って行ってくれないということですから、むし歯予防のための戒めになっています。
まだ乳歯が残っている子が何人もいます。乳歯がむし歯になってしまうと、お口の中のむし歯菌により、生え変わる健康な永久歯までむし歯になってしまうリスクが高くなります。乳歯だからとそのままにせず、むし歯が見付かったときには、早めに治療することが大切ですね。